社長ブログ

社長フィロソフィー日記

思考体力が大事

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頭が良い人は世の中にたくさんいるけれど、頭が良い人が皆成功していく訳ではない。体力がある人もたくさんいるけれど、これも同様に皆が成功する訳ではない。おそらく大切なのは、両方の合わせ技でないかと思う。力仕事も考える仕事もという訳ではなくて、激務の中でも考え続けられる「思考体力」が重要だとということだ。
数時間議論し続ける、しかも異なったテーマの切り替えながら、その度に違う相手と議論を戦わせる、長距離の移動も伴いながら、時には睡眠時間も少ない局面で正しい判断を下し続ける「思考体力」を発揮出来る人が、結局は成功していくと思う。体力だけでも瞬間的な頭の良さだけでは駄目、数時間でもなくて、5年とか10年のスパンで「ずっと考え続けられる」人が成功し、そういう人たちが多い組織が結局勝っていく。
この様な思考体力は、生まれついてのものでもない。筋肉と同じで訓練で出来る様になっていく(で、使わないと衰えていく)。「地頭が良い」とかは体格に恵まれているというのと同じことで、そのままだと通用しない。疲れても疲れても考え続ける、考え抜いてきた経験を通じて思考体力が備わってくるのだと思う。
思考体力をもっと向上させないといけないということは、当社にも十分当てはまる。たまに会議をしていると、数時間どころか1時間くらいで集中力が切れているのがすぐ分かる。そんなのではいけない、せめてマラソンの所用時間、4時間とか5時間くらいは集中して欲しいと思うけど、これはこれからの課題ですね。

勇気をもって事に当たる

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何か不祥事があったり、不味いことをしてしまった場合にもっともやってはいけないのは、リカバリー策を小出しにしてしまうことだ。世間に知れてしまったことだけを限定的に謝罪し、後から芋づる式に他の不祥事もバレてしまって、対応が後手後手になってしまうことなど、新聞などで読むことが多い。これは保身の心から来ていて、なるべく被害を「最小限」にしたいと思ってしまう。
しかし現実、世間は甘くなくて、一旦そういうことがあると徹底的に叩かれる。「最小限」どころか逆に被害を「最大」にしてしまう。それを避ける唯一の方法は徹底的にその不祥事を取り除き、心から謝罪するしかない。どんなに自分に不利であっても「勇気を持って事に当たる」ことが大事だと思う(企業として人間として)。いつぞや、ジャパネットのタカダが個人情報漏洩かなんかが発覚した際に、なんと販売自粛を相当期間行なった。それによる売り上げ減は約150億円、相当額の損害も出たとは思う。しかしそういう「徹底した」企業対応が、逆にその信用に繋がっているのだと思う。本当に立派だと思う。
指摘されたところだけ、指摘した人にだけ謝っても仕方ない。それすらも中途半端だったら更に信用を失う。当社にそういうことが起こってしまったら、それこそ徹底的に調査をして世間が納得する是正策を打ち出す勇気を持ちたいと思う。

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