社長ブログ

社長フィロソフィー日記

コピペ時代の本質的な価値

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最近社員からの情報でびっくりしたことがある。なんと僕のブログをコピペしてあたかも自分が書いたかの様に偽っている人がいるということだ。もちろん著作権法というものがあるから、(同様にコピペされている当社の他のコンテンツも含めて)慌てて削除されるとは思うのだけど、情報がデジタルになって一瞬にしてコピーペースト、また適当に組み合わせてそれらしきものが出来上がってしまうという、怖い時代になったものである。
ネット情報を組み合わせれば、基本的な情報が集まってプレゼンなんかも簡単に作成することが出来る。だからこそ大学なんかは学生の論文の評価に大変苦労するし、オリジナルと偽物を見分けることがどんどん困難になってくる。
しかしコピペはコピペだから、何も価値を生んでいる訳ではない。簡単な検索で基本的な情報が手に入ること自体は良いことで、だからこそ、「そこから先の創造性」が大事になっているということだ。図書館に行って大量のコピーをして、やっとの事で基本的な事実や過去の研究成果などを調べてまとめることが「研究」であった時代は終わって、その大変な作業を一瞬で出来てしまうからこそ、「そこから先」が勝負となる。コピペで満足してしまえば、それは「何も価値を生んでいません」と宣言している様なもので、簡単に言うと「アホを晒している」状態であると言うことを知らねばならない。
当社はいつも、「そこまで」の事実は一瞬にして理解した上で、「そこから先」で勝負していきたいと思う。それには創造性が必要、オリジナルに拘り、人類の進歩に本当の足跡を残していきたいと思います。

二兎を追う

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僕が卒業した茨木高校では、「二兎も三兎も追うたくましさ」を謳っている。進学校なので当然皆受験勉強を頑張って難関校に進学するのだが、クラブもやって体育祭・音楽祭などの行事も頑張ろうというのが伝統の様だ。
「二兎(三兎)を追う」大切さは、社会人になってみたらよく分かる。仕事と家庭の両立(と趣味も)、自分がやりたいことと会社でやらねばならないことの折り合い(と統一)、自社が儲かることと社会貢献の両立、知力と体力の両方を鍛えること、自分の内面と他人との付き合い、どんな場面でも「そのことだけをやっていればそれで良い」ということなんかあり得ない。いつも何かと何か、しかも矛盾しかねない両者(やもっと多くのこと)を同時に高い次元で達成することが求められているのだ。
だからたまに「クラブが厳しいから勉強できない、そんなつもりで進学校の茨木高校に進学させたつもりはなかった」とかいう保護者がいると頭の中が「???」となってしまう。他の進学校だったらクラブや行事はそこそこに、1年生から大学受験を目指して勉強一筋で頑張ろう!とか、多少クラブ活動などもやったとしても進学校だということを言い訳にお茶を濁したようなものになってしまうのが常だ。勉強だけやって効率的に大学にだけ行かせたいのなら、そういう進学校に行けば良かったのにとも思う(で、たまにOB会の幹事長としてそう言ってしまって反発される)。進学校で勉強も(どこかの時点で)やりながら、クラブは全国大会に出場、実はピアノも弾けるし英語も不自由ないくらいの人間を目指さないでどうするの?と思ってしまう。
当社も仕事だけやる人間は要らないというか使えない。目の前の仕事は目の前の仕事、完璧にやりながらももっと生産的なやり方がないかを考えながら行う、社会の動きに興味を持つ、少なくとも自分の分野で世界の最先端で何が起こっているかを知る、健康管理に気をつけて年に2回くらいは楽勝でフルマラソンを走れる、海外のお客さんが来社された時も普通に情報交換できるし、英語でプレゼンも出来る、子育てに参加し週末は食事くらいは作れる、ゴミ出しの予定は完璧に把握している、自分の趣味を持っていてその分野はかなり詳しい、会社以外にボランティア活動など社会貢献の方法を持っている、まあ普通これくらいはやってないとダメってことですね。

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