制度は変えた方が良い
カテゴリー: カテゴリ未分類
今時点で大阪市で投票されたいわゆる都構想の是非結果は出ていないが、政治的な良し悪しはともかく、企業経営者の立場からは、「なんでも長く続いている仕組みは変えた方が良い」というのが実感だ。
何か制度を変えた場合にはいつでもメリットとデメリットがある。誰もがうまくいっていて何も変える必要がないと思っている時でさえ、イノベーションを起こすためには現在の制度を「ご破算」にする必要がある。(話は飛躍するが)非常にレベルの高いところで戦っている欧州サッカーリーグでは主要選手がまさかの移籍をすることは日常茶飯事だし(最近もリバプールのジェラードがアメリカに移籍した)、ゼロベースで考えた場合に必ずしも現状の仕組みに落ち着くよりは、何か違った冒険的なことに帰結することも多いだろう。
よく分からない時は「とりあえず変えてみる」というのが当社のスタンスだ。長く続いた仕組みは「先人の知恵」が活かされていることもあろうが、どちらかというと手垢が溜まってきて知らず知らずのうちに競争力を失っている場合が多い。しかしある時代を築いた人がまだ残っていたりするとそれを否定してしまうことになるので、遠慮して「何も変えない」ということになってしまい、結果的に「変えざるを得なくなってから変える」ということが多いのだと思う。
当社は既存ビジネスのビジネスモデルを自ら否定し、常に新しいことに挑戦している企業になりたいと思う。今が否定できないということは現状に満足しているということであり、自ら退路を絶って必死に努力することもできなくなってしまうと思うから。