何を目指すか
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しっかり仕事が出来ている、頑張っている、充実しているというのは相対的で、「自分が立てた、想定している目標に対してどうか」ということが問題だ。
目標が低ければどんな努力をしていても「よくやっている」ということになるし、非常に高い目標を立てている人や組織にとっては、「そんなのまだまだ全然甘い、通用しない」と反省しきりの内容となる。
水球でも全国大会目指して、しかも全国大会でも良い成績を狙っているチームにとっては、ローカルの試合で勝ったり負けたりしているくらいだと全くダメ、そんなことで本気で頑張っているのかと問われることになるし、適度に運動して青春を楽しみたい高校生にとっては「気持ち良い汗」で心地よい経験にもなり得る。
会社でも同じで、給料を賄ってようやくなんとか黒字が出ることを目標にしている組織では、人並みの努力、普通の努力、頭もそんなに使わなくてものんびりやっていけるかもしれない。一方で自社の強みを活かして業界でも活躍する、仕事を通じて社会を良くしていきたいと考えている企業であれば、どんなに黒字を出してもどんなに働いていても十分ということはない。飽くなき努力を重ねていって、それでも目標が少しでも満たされるかどうかというのが本当のところだと思う。
これは人生でもそうで、高い目標を掲げれば掲げるほど、それで満足ってことはない。目標はあくまで高く、だからこそ人生は厳しいけれど振り返ってみると豊かでやりがいのある、悔いのないものになるのだと思う。