叩き台が大事
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顧客に何かを提案したり、資料を準備したり、何かを企画する際、一番最初に出てくる「叩き台」のスピードと完成度がとても重要だ。
短い間に、というかやるとなった瞬間に、どの程度のものが必要でどれくらい時間がかかるのか、完成に至る道筋などが頭に浮かんでこなければならない。自分が考える落とし所は大体正しいものでなければならないし、関係者が多数に渡る場合にはそれぞれの立場から見て納得できそうな仕組みになっていなければならない。上司や他の人に見てもらった時に、「それくらいは考えておけよ」と即座に言われてしまうのは失格で、まだまだ修行が足らないというべきだろう。
自分では相当考えて作って、それを短期間の内に必死になって完成させた叩き台でも、更に現場に落としたり想定外の側面が出てきたりして、何度も見直しさせられることは当然ある。しかし最初の叩き台が叩き台にもならない不完全なものだと、役に立たないばかりか関係者をあらぬ方向にミスリードしてしまうという「やらなかった方がまし」という事態になってしまう。それだけ最初の案も、それなりの完成度と、次の段階で検討する人たちが感心して唸るほどの冴えを見せて欲しいものだ。
結局優れた人っていうのは、最初から優れたものを提示するものだ。当社も最初だからと言っていい加減なものを提案したり、検討議題にあげたりするのではなくて、「はい、それで結構です、お任せします」と言って貰えるレベルに達したいと思います。