社長ブログ

社長フィロソフィー日記

仕事の仕方

カテゴリー: カテゴリ未分類

社会人は大人だし、社会人になって20年も30年も経てば、働き方って自分で自分なりの常識が出来てきてしまうのが普通だとは思う。でもそれで通用するかどうかはまた別の話で、自分の常識では「ちゃんと仕事しています」と思っていても、顧客や市場からは「そんなんじゃあ、全然話にならない」ってこともあり得ると思う。

仕事をするのであれば、少なくとも最善を尽くさなければならない。最善を尽くすということは、「もうこれ以上は出来ない」というところまで考えて実行することだ。本当はもっと出来るけどと思える範囲では最善ではないし、それは顧客に対しては当然だけど自分に対しても誠実でない態度だと思う。

 そして最善を尽くしたからと言って、それで顧客が満足するわけでも世の中が良くなる訳でもないかもしれない。ベストエフォートではなくてしっかり結果を出すことが社会人の責務だとすれば、頑張りましたでは済まないというのが厳しい現実である。楽天の三木谷さんも、ベストエフォートでは不十分で、何が何でも結果を出す、ゲット・シングス・ダン(Get things done)を求めている。

 まあ当社の社員は、努力賞がないことくらいは分かっているとは思うけれど、 「これ以上は出来ない」というところまでは甘えず頑張って欲しいと思います。

初心を忘れない

カテゴリー: カテゴリ未分類

惰性とは恐ろしいもので、長く同じ業態を続けていると、それがあたかも正しいこと、永遠に正しい事と思い込んでしまう。実はもう既に存在意義が失われていたり、もしくは事業の社会的意義を忘れて目の前の業務だけ、更には初心を忘れて自社の利益だけに盲進するようになってしまっている場合もあり得る。なんのために働くかと言えば、半分は生活のため、もう半分は社会に貢献したいからというのが普通の誠実な人の考えであって、できればそれが高い次元で両立していることが好ましい状態だし、経営者はそうなるようにビジネスモデルを考え、常に自社の社会的価値を意識して努力するべきだと思う。

立場が変われば意見がころっと変わる分かり易い例で言うと、満員のエレベーターがある。乗り込む時には、もう少し詰めてくれと思ってぐいぐい押し込むのに、一旦自分がエレベーターの中に乗り込むと、今度はもう乗らないでくれ、そんなに押さないでくれと思ってしまう。同じように最初は社会のため、顧客ためと思って事業を行っていても、売上が立って社員を増やし、事業の継続のためには稼がないとと意識し過ぎるとおかしくなってしまう。利益がないということは会社存続の十分条件がないということだから社会貢献も何もない、むしろ利益がないということは社会から評価されていないということだから、想いは純粋でも存在価値はないとも言える。

社会的価値がないと会社は存続できない、利益がなくても存続できない、当社はエレベーターに乗り込む前も後も皆で上階に行くにはどうすれば良いか、自社の存続のための利益と社会的価値を両立する仕組みを考える会社になりたいと思って、今年も努力していきたいと思います。

PAGE TOP