社長ブログ

社長フィロソフィー日記

初心を忘れない

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惰性とは恐ろしいもので、長く同じ業態を続けていると、それがあたかも正しいこと、永遠に正しい事と思い込んでしまう。実はもう既に存在意義が失われていたり、もしくは事業の社会的意義を忘れて目の前の業務だけ、更には初心を忘れて自社の利益だけに盲進するようになってしまっている場合もあり得る。なんのために働くかと言えば、半分は生活のため、もう半分は社会に貢献したいからというのが普通の誠実な人の考えであって、できればそれが高い次元で両立していることが好ましい状態だし、経営者はそうなるようにビジネスモデルを考え、常に自社の社会的価値を意識して努力するべきだと思う。

立場が変われば意見がころっと変わる分かり易い例で言うと、満員のエレベーターがある。乗り込む時には、もう少し詰めてくれと思ってぐいぐい押し込むのに、一旦自分がエレベーターの中に乗り込むと、今度はもう乗らないでくれ、そんなに押さないでくれと思ってしまう。同じように最初は社会のため、顧客ためと思って事業を行っていても、売上が立って社員を増やし、事業の継続のためには稼がないとと意識し過ぎるとおかしくなってしまう。利益がないということは会社存続の十分条件がないということだから社会貢献も何もない、むしろ利益がないということは社会から評価されていないということだから、想いは純粋でも存在価値はないとも言える。

社会的価値がないと会社は存続できない、利益がなくても存続できない、当社はエレベーターに乗り込む前も後も皆で上階に行くにはどうすれば良いか、自社の存続のための利益と社会的価値を両立する仕組みを考える会社になりたいと思って、今年も努力していきたいと思います。

10倍くらいだったら射程範囲

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僕には変な?感覚があって、目標の10分の1位ができていれば、「なんだ、後10倍じゃないか、出来そう」とつい考えてしまう。自社の売上が数億円なら数十億円、数十億円なら数百億円の売上は射程範囲内で、十分近い実感として捉えることができる。新聞記事を読んでいて、あの会社がこれくらいの規模でやっていてニュースになるなら、当社は今はその10分の1だけどもうすぐだなと感じるのだ。

高校で(サッカーから転向して)水球を始めた時には、全然泳げないのに(体育の授業で得意な方だったくらい)、1年後には一番うまくなっているなと根拠のない自信があったこともその類だ。目標の10分の1くらい出来ている時点で「出来そう」と感じるのは、子供の頃からの得意技だったのかもしれない。マラソンでもそう、5キロ走れた段階でフルマラソンもいけるなと思ったり、5時間近くでなんとか完走した時にも、4時間切るのも大丈夫と思ったり、楽観的なのかどうなのかわからないが、いずれにせよそういうことである。

だから逆に十分実績を出しているのに、少し足らないくらいで「いやいや、まだまだです」と謙遜している人たちがよく分からない。単に謙遜していて内心は自信たっぷりなのかもしれないが、8割がた出来ていれば出来ているのと同様、あと10倍やるにはどうしたらよいかを考える方がいいんじゃないかと思う。

今年もそれなりに良い成績で当社も期末を迎えれそうだ。実際に今の10倍やるには10年くらいは必要かもしれないが、十分その実感はあるので、今年もあと少し、そして新年から全力で頑張っていきたいと思います。 

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