外に向かって一生懸命になる
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組織がダメになっていく過程は、大きい会社でも中小企業でも一緒で、顧客や仕入先などの会社の外の存在に対して意識が希薄になっていき、むしろ自社の人に遠慮し、その事情を優先させてしまうことだと思う。
せっかく顧客から要望を貰ったのに、開発担当者の負担になる、残業が増えそう、事務量が増えそう、社内で通らないなどの言い訳で簡単に「うちでは出来ません」と言ってしまうような会社はもう終わっている。顧客から「利益」という形でお金を貰わなければその自社だって成り立たないのに、それを忘れて「自社の都合」を優先してしまうのは本当に本末転倒だ。本来であれば、顧客の要望をなんとか実現出来るように、開発担当者の負担にならないように(もしくは優先順位を見直して)、残業や事務量が増えないように効率化して、社内で通るように説得できる材料を用意するということだと思う。その顧客の要望が特殊で儲からないのであれば価格を上げる対応でも良いし、そこから得たヒントを発展させて儲かる商品、事業に発展できればなおさら良い。要するに簡単に「断らないこと」が大事だと思う。
社内事情をもって外からの要望を断るのは簡単だ。それは「儲かってないけどすぐには潰れない会社」に特徴的で、ことなかれ主義で停滞した組織でよく見られる現象だと思う。しかしある時期になればそのツケは必ず回ってくる。当社はそうならないように、常に外に向かって一生懸命になり、社外事情を社内事情に優先させ、常に進化し、収益性も高い会社でありたいと思います。