社長ブログ

社長フィロソフィー日記

パワープレー

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スポーツだと試合に出る人数はルールで決まっていて、サッカーだと11人、野球だと9人、水球だと7人となっている。コートの中にそれ以上の選手は入ることは出来ないし、一回交代したらその試合は出れなかったり(野球、サッカー)出れたり(水球、バスケットボール、アイスホッケー)、それは相手チームも同じだから、要するに同じ人数で戦うことになる。アイスホッケーの後半で、負けているチームが一点を取るために、ゴールをがら空けにしてキーパーも攻撃に参加することがある。それが人数制限の中で出来る苦肉の策、パワープレーである。
ビジネスの世界ではそういうことではなくて、ある局面で担当者以外の人間が介入することも可能である。一対一の勝負ではなくて味方にどんどん加勢してもらうことは可能だ。営業系の社員が普段は顧客に接しているのだけど、必要があれば技術系の担当者、IT系の担当者なんかも同行、または単独で顧客に対することも可能である。勿論その案件だけでなくて、そもそも会社自体が競合企業の中でも能力、人数が異なっていて、やはりある程度の規模があって、現場で役に立つ人たちが協力し合っている基礎がある会社は、たとえ顧客に接しているのが営業担当者だけであってもその対応には明らかに差が出て来る。営業担当者は色んな社内からのサポートを得て営業する訳だから、それらがない企業の担当者よりはよほど手厚い顧客対応が出来るのだと思う。
ビジネスの世界では折角「人数制限」がないのだから、そして折角組織内に「使える人材」がいるのなら、戦いの場に人数を入れ替わり立ち代わり投入して、時には「パワープレー」も行って顧客の要望に応えることが大事だと思う。それは反則ではなんでもなくて、むしろ力のある企業とはそういうものだと思う。当社も当然、勝負に勝つには「パワープレー」を多用している。「会社の総合力」みたいなものを活かすことが顧客のためになるし、そうやって当社も業績を伸ばしていきたいと思います。

現実をよく見ること

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最近よく思うのは、人々は自分の思い込みや理解力の限界の中で色んなことを考え、行動しているのだなあということだ。ネット時代だと沢山の情報があるから、正しく情報収集して理解の水準が社会的に上がって来ると思われるのだけど、事態は変わっていないか全く逆で、やはり自分の理解の範囲、往々にして偏見や正しくない情報に依って意見が垂れ流されたりする。何が正しいか、どんなフィルターが掛かっているかは関係なくて、「盛り上がる話題」が一瞬、大量消費されているだけな感じだ。
仕事でも同じで、聞いた様な話し、業界の常識、消費者が思っているに違いないと思っていることを無意識に前提にしてしまっていて、そうすると取りあえず「より安く」、「必死に顧客を説得して」というような非効率で正しくもない方向で頑張ってしまうことも多い。頭を柔らかくというか、事実をしっかりと自分の目で捉えて、世の中にある情報を吟味して、本来どうあるべきか、消費者は本当はどう考えてどう行動するのかをゼロベースで常に創造的に考え抜くことが必要だと思う。それは頭が良いとか悪いとかは関係なくて、どこまで知的に真面目に誠実に、やっつけ仕事にならずに仕事に取り組めるかという「姿勢」の問題だと思う。
「やっつけ仕事」をする人に限って、仕事に変な?充実感を感じて家に帰ってビールでも飲んでリラックスしている感じがする(これも偏見だけど)。本当の意味で仕事をしている人は、常に本当はどうなんだろうと頭が休まる暇がないし、逆にそういうモードでいるとオンもオフもあまりなくて、オンでも思考停止することなく頭を柔かく動かして好奇心を持っているし、オフでもそれは同様だろう。仕事なんだか遊びなんだか分からない様な、常に実態、現実をみて自分の頭で判断する、こういう姿勢が大切なんじゃないかなと思います。

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