社長ブログ

社長フィロソフィー日記

心理的安全性

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会社や組織を経営していくためには、(僕のやり方だが)社員の「心理的安全性」を実現することが非常に大事だと思う。
僕の会社の運営方針は簡単だ。当社は全従業員の物心両面を充実させるために存在しています。そして活動を通して社会を良くすること。以上。という感じ。僕が金持ちになることが目的ではないし、あまり興味もない。ひたすら会社活動にコミットして、社員に幸せになって欲しい、顧客の役に立ちたい、そして社会(世界)を良くしたい、それだけだと言うことをまず明らかにすること。
そして次に、会社の中では皆が安心してなんでも議論して、高い目標に向けて努力して欲しいと思う。なんでも議論するということは、必ずしも意見が一致するとは限らないから多少の衝突もあるのだけど、それは「l健康的な衝突」だ。意見を言っても罰せられない、叱られない、他人から批判、中傷されない、むしろ議論を活発化させたということで褒められる、評価される会社文化(=心理的安全性がある会社)が大事だと思う。
社員にこういう心理的安全性があれば、健全に意見を戦わせ、生産的で良い仕事をすること、成果を出すことに力を注げるチームとなる。これがチームの学習の促進につながり、結果的に良いパフォーマンスに繋がる。更にはメンバーの離職率が低く、収益性が高い組織になっていく。
会社の目的が社員の幸福にあることを明らかにすること、そのために活発に前向きな議論が出来る会社カルチャーを作っていくこと、これらが出来れば、どんな組織でもうまくいくのではないかなと僕は思っています。

あと少しの努力

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連日連夜、オリンピックの熱い戦いが行われている。これまでも何年も血の滲むような努力をしてきた選手たちが、全力を絞って戦う姿に本当に心を打たれる。毎日フルコースメニューの様でとても全部受け止められないのだが(例えば、全く注目されていない自転車競技の二人の日本代表選手も、それだけでドラマになるような代表争いを繰り広げてきたことをテレビの特集で知った)、始まってしまうとコロナの課題もあるけど、やって良かったんじゃないかと思える(むしろテレビ観戦の人が増えて人流は減っているはず)。
全員人並み外れた努力をしているのだけど、結果を出している人はやはり努力の徹底度合いが異なると思う。グラウンドを一周する際も、少し線の内側を走るか、しっかり外側を走るかによっても結果は大きく異なると言われる。ほんの数センチしか違うだけなのだけど、それが一周数十センチ、毎日数十メートル、毎月数キロ、毎年数十キロの差となって現れてくる。
とても卑近な例なんだけど、自宅の近くの山に泳げるような川が流れている。僕は家から走れる距離(1キロ)だけど、普通は車で来て駐車場に車を停めて歩いて行く。坂を越えてすぐ、河原に降りれるのだけど、ほとんどの人はそこで落ち着いて川遊びをしている。
でも本当は、あと2百メートルほど行けば、つまり坂をもう一個越えれば、もっと綺麗で人の少ない場所がある。僕は毎回トレランで走って行くから「すぐそこ」の感覚だから、どうしてそこまで行かないのかが不思議でたまらない。わざわざ遠くから車で来て、最後の数百メートルを荷物を運んで歩いたのなら、どうしてあともう一つ坂を越えないのか。
あと少しの努力で、大きく結果は変わる。当社はしつこく、あと一押し、あともう少しの努力、あともう一つの坂を越えて、本当に良い結果を出していきたいと思います。

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