社長ブログ

社長フィロソフィー日記

おまけ戦略に依るビジネスリスク

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ニッチ市場で商売をやっていて何が恐ろしいかというと、レコード針の様に技術進歩でそもそも自社商品のニーズが消滅してしまうこと、それとより広いビジネスドメインで商売している会社が「おまけ」で自社商品を無料、低価格で付けてしまうことである。
マイクロソフトの戦略がそうで、「ウィンドウズを買ってくれたらインターネットブラウザーは無料で付けときます」と言った瞬間にそれまで市場を席巻し、企業価値もとても高かったネットスケープナビゲーターは壊滅的な打撃を受けてしまった。自社が有料で提供している商品、サービスが、競合とも言えない会社に無料で提供されてしまうとほんと話しにならない。その会社は他の収益化手段を持っているから別にそんなニッチ商品で稼がなくても良いのだけど、それで成り立っている会社にしては良い迷惑である。
だから競合は目の前の競合会社に限らない。異業種、隣接業種の企業が自社市場に壊滅的な打撃を与えることもあるのだ。だからビジネスをしていくには想像力豊かに、自社のビジネス構造がどのように成り立っているのか、そしてそれに脅威を与えるのは目の前の敵だけなのか、技術進歩に依って自社のサービスは陳腐化しないか、コモディティー化しないかを常に注意深く見ておく必要があるだろう。
当社もそのために備えを行っている。企業基盤の多角化、参入障壁の構築、そして素早く行動することがリスクヘッジに繋がると考えています。

絞り込みが出来る能力

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今日ある人が言っていたことで「なるほどそうだな」と思えることがあった。それは目標設定能力、というか「絞り込む能力」、または選択と集中が出来る能力が大切だということだ。
事業展開にしても様々な切り口や可能なプロジェクトがある。でも敢えてある一つか二つに絞り込んでそのことに経営資源を投入していく。既存事業を止めてまで集中しないといけないこともあるから決断は大変だが、それでも「他はやらない」という様に退路を断って物事に取り組まないと成功出来ないことも多い。
そう言えば僕も「絞り込む」ことが得意かもしれない。高校の時は水球一本に絞り込んで、朝から晩までそればかり、授業中は寝て体力温存、早弁、昼は追加の外食、食べるものも栄養価の高い筋肉がつきそうなものを選んで食べた。一浪した時は受験勉強に絞り込み、朝から晩まで1年間は集中してやっていた。大学でも結構勉強したし、銀行に入ってからは3年は一生懸命仕事、また留学した時はひたすら勉強、そう言えばあれもこれもでなくて、その時は一つのことに集中することで一定の成果を上げて来た様に思える。
今は勿論会社経営だが、ボランティア活動もやっているし、マラソンなどの運動も結構真面目に取り組んでいる。「会社経営+ボランティア+マラソン」的な活動に「絞り込み」たいのだが、なんかいいアイデアないかなあ。

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