社長ブログ

社長フィロソフィー日記

絞り込みが出来る能力

カテゴリー: カテゴリ未分類

今日ある人が言っていたことで「なるほどそうだな」と思えることがあった。それは目標設定能力、というか「絞り込む能力」、または選択と集中が出来る能力が大切だということだ。
事業展開にしても様々な切り口や可能なプロジェクトがある。でも敢えてある一つか二つに絞り込んでそのことに経営資源を投入していく。既存事業を止めてまで集中しないといけないこともあるから決断は大変だが、それでも「他はやらない」という様に退路を断って物事に取り組まないと成功出来ないことも多い。
そう言えば僕も「絞り込む」ことが得意かもしれない。高校の時は水球一本に絞り込んで、朝から晩までそればかり、授業中は寝て体力温存、早弁、昼は追加の外食、食べるものも栄養価の高い筋肉がつきそうなものを選んで食べた。一浪した時は受験勉強に絞り込み、朝から晩まで1年間は集中してやっていた。大学でも結構勉強したし、銀行に入ってからは3年は一生懸命仕事、また留学した時はひたすら勉強、そう言えばあれもこれもでなくて、その時は一つのことに集中することで一定の成果を上げて来た様に思える。
今は勿論会社経営だが、ボランティア活動もやっているし、マラソンなどの運動も結構真面目に取り組んでいる。「会社経営+ボランティア+マラソン」的な活動に「絞り込み」たいのだが、なんかいいアイデアないかなあ。

DRI

カテゴリー: カテゴリ未分類

アップル関連本を読んでいたら、社内用語に「DRI=Directly Responsible Individual」、略してDRIと言うのがあるそうだ。文字通り「直接的に責任のある個人」ということで、どんな業務、プロジェクトにもこの名前がくっついている。要するに、結果を出す責任者、または「うまくいかなかった時に叱られる人」ってことである。
前回も書いたけど、業務には名前を付けないといけない。何とか開発プロジェクトという名前、そしてその所有者=責任者をはっきりさせないといけないと思う。そしてその所有者は職務や階層に関係なく、結果を出す責任を持つ。担当者でも何でも、その上司が「責任は俺が取るから頑張れ」というのもないし、逆に「責任を取れないからやるな」ってのも基本的にはない。日本の多くの組織の弱みはこの責任の明確化がなされていないことがあって、「チームでやってます」というのは誰も責任を取らない、責められないということを意味する。
プロジェクトというのはある特定の個人が必死に頑張るから出来るのであって、「私のプロジェクトだ」という「オーナー意識」というものが不可欠だ。「皆が協力して」というのは響きは美しいが、結局特定の個人が歯を食いしばって知恵を絞り出し行動していく、他人を説得するからこそうまくいくと思う。逆にうまくいかないプロジェクトは誰もコミットしていない状況、もしくは責任者の「入れこみ方」が足らないのだろうと思う。
当社もDRIをはっきりさせたプロジェクト管理を高度化させたいと思っている。既に優れた経営管理ソフトを自前で作って運用しているが、これが加わるとまた一段とパワーアップする予定です。

PAGE TOP