社長ブログ

社長フィロソフィー日記

本番で通用する練習

カテゴリー: カテゴリ未分類

中学生になった長男が、母校の高校の水球部に入部(?)している。飛び級のようなもので、そのお陰で僕も水球部を見に行く機会が増えて都合がいい。水球の練習を見ていて思うのだけど、どうも「練習のための練習」になっている様な気がしてならないことがある。
試合でそんなちんたらやって通用する訳ないだろとか、試合だったらそんなシュートを打つのか!とか、ディフェンスも本気でやれ、インターハイ出場がかかった場面でそんなプレーをするのかとか、突っ込みたくなる場面が多々ある。そこに大きなプールがあるのに陸上でタラタラ筋トレや陸上練習をしたり、シュート圏内でシュートを打たない練習設定だったり、先輩から引き継いだ練習方法を何の疑問もなく、そのまま(エッセンスだけは抜けたりして)踏襲していたり。
要するに、試合、特にインターハイ予選とか本戦とか、自分の力を試される場面を意識した練習が出来ていないのだ。試合で通用する実力を付けるには、試合の緊迫した場面を再現する様な練習を繰り返すしかない。それが「練習のための練習」になってしまうと、「努力を続けていればいつか夢は叶う」みたいな非現実的な願望に過ぎなくなってしまう。
話しは逸れるが、「努力を続けていればいつか夢は叶う」というのは嘘で、夢を叶えるために必要な努力すれば、夢は現実化する」というのが正しい。漠然と出来る範囲の努力を続けていても、それは実現したい夢とは全く別の話しである。これと同じ話しで、試合を意識せずに漠然と練習していても決して重要な試合に勝てる様になる訳ではないのだ。
水球の話しとなるとついつい熱が入ってしまうのだけど、会社の経営も全く同じである。いつか大きく成長したいとかいつか上場したいと思って漠然と働いていても駄目だと思う。いついつまでにこういう道筋でこうなりたい、そのために必要な具体的な施策をこれくらい労力をかけてやるという計画、実行がないといけない。
こんなことを考えると高校生に偉そうなことは言えない。高校生に偉そうに言えるためにも、具体的計画を進めていきたいと思います。

歩いたり走ったり

カテゴリー: カテゴリ未分類

昨日は社員僕を入れて13名で徳島マラソンに参加してきた。前日は観光日和の春らしい良い天気の中、午後から営業打ち合わせ会議、なのに翌日はなんと注意報も出されるほどの暴風雨でした。
コースは吉野川の堤防なので特に風が強く、突風が吹くと身体を斜めにしないとバランスが取れない状態。よく台風のニュイースでアナウンサーがバタバタとはためくレインコートを着て放送しているけど、まさにあんな感じでの42キロ。予想通り練習不足の僕はなんとか5時間切るくらいのワーストで、28キロを越える辺りから歩いたり走ったりの状態になってしまった。今までは幾ら遅くても「歩かない」ということを主義にして頑張っていたのだが、昨日は太ももが痛くなったり足首に激痛が走ったりととても走れない状態(練習不足)、で、仕方なく完走目指しての歩いたり走ったりの状況に陥ってしまった。
で思ったのだが、「遅くても走り切ること」と「歩いたり走ったりして完走すること」は全く違うスポーツだということだ。僕で言うと同じフルマラソンでも、4時間を切る(まだ遠い目標)、4時間30分を切る(歩かない、多分この辺りが実力)、5時間を切る(後半は歩いたり走ったりする)というのは全然違うレベル、違うスポーツと言っても良い位の違いがある。今までは苦しくなったら歩かず立ち止まって脚を伸ばしたりしてまた走り始めたのだが、今回止まらずに歩くことに切り替えると同じ様に回復する。その間200メートルとか300メートル、もしくは1キロ近く進んでいるのだから、残り10キロの中では大変大きいし、劇的に楽である。歩いた距離を42キロから引けば、「35キロマラソン」位になるんじゃないかと思う。だから「歩かずに完走する」と「歩いたり走ったりで完走する」ではこんなにも違うのかと感じた次第です。
経営でも同じことが言えると思う。同じ「会社経営」でも、売上規模が違えばやっている「種目」が違う。赤字経営、ぎりぎり黒字経営や、また経常利益10%以上経営ではやり方も厳しさも、何もかも全く違うのだと思う。低利益率、低成長率で良いと思えば相当心理的には楽だし、働き方もそれなりでも可能かもしれない。でも一旦高い目標を掲げると、同じ「会社経営」とは思えない程難易度が高く、レベルの高い働き方、考え方が求められるのだと思う。
当社はどうせやるなら、しっかりした利益率の高い、社会貢献度の高い経営を目指したいと思う。それは僕の4時間切りと同じ様に厳しい戦いになるかもしれないけど、早いうちに実現出来る様に頑張りたいと思います。

PAGE TOP